• 相模大野ミロード眼科
  • 小田急線相模大野駅直結
  • 一般眼科・コンタクトレンズ

健康診断や人間ドックの結果で再検査となった方Re-examination

健康診断や人間ドックの眼科項目で再検査が必要と指摘された場合は、
なるべく早めに眼科を受診してください。
眼疾患の治療は、早期発見・早期治療が非常に大切となります。

健康診断で指摘される主な所見

1.視神経乳頭陥凹拡大

「視神経乳頭陥凹拡大」は、言い換えると「緑内障の疑い」と言うことになります。眼底の中心にある視神経乳頭は、約100万本の網膜の神経繊維が1カ所に集まり束になって脳へ伝える視神経とのつなぎ目の部分になります。
この視神経細胞が障害されて視野が狭くなっていく病気が緑内障です。
ただし、この「視神経乳頭陥凹拡大」の指摘を受けても全ての方が緑内障と診断されて治療が必要になるわけではありません。
当院では、視力検査、眼圧検査、眼底検査、OCT検査、視野検査、角膜厚検査などを行って総合的に緑内障か判断いたします。
緑内障は進行するまで無症状の方が多いため発見が遅れることがあります。早期発見早期治療のため健康診断で指摘されたら必ず眼科を受診しましょう。



2.網膜神経線維層欠損

「網膜視神経繊維層欠損」は、言い換えると「緑内障の疑い」と言うことになります。
視神経乳頭から、扇状に眼球内へ広がっている神経線維が痛んで欠損している状態です。網膜神経線維層欠損は、緑内障の初期に現れる症状です。
ただし、この「網膜視神経繊維層欠損」の指摘を受けても全ての方が緑内障と診断されて治療が必要になるわけではありません。
当院では、視力検査、眼圧検査、眼底検査、OCT検査、視野検査、角膜厚検査などを行って総合的に緑内障か判断いたします。
緑内障は進行するまで無症状の方が多いため発見が遅れることがあります。早期発見早期治療のため健康診断で指摘されたら必ず眼科を受診しましょう。



3.高眼圧(症)

「高眼圧(症)」は、言い換えると「緑内障の疑い」と言うことになります。
目の圧力が標準よりも高く、他の眼底検査や視野検査においては異常が出ない状態です。
眼球は、房水と呼ばれる水分によって、内圧を一定に保っており、眼圧は10~21mmHgが正常値となります。眼圧が高いと各組織に影響を与える恐れがあり、緑内障のリスクが高まります。
ただし、この「高眼圧(症)」の指摘を受けても全ての方が緑内障と診断されて治療が必要になるわけではありません。
当院では、視力検査、眼圧検査、眼底検査、OCT検査、視野検査、角膜厚検査などを行って総合的に緑内障か判断いたします。
緑内障は進行するまで無症状の方が多いため発見が遅れることがあります。早期発見早期治療のため健康診断で指摘されたら必ず眼科を受診しましょう。



4.眼底出血

「眼底出血」は、網膜表面の血管の破綻や閉塞によっておこる網膜の出血です。
網膜の血管はとても細いので、様々な要因で破れて出血してしまいます。血管が破れる主な原因は、高血圧性網膜症や糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症などが考えられます。
両目で普通に見ていると気づきにくいため、片目で見てみるとご自身で発見できる場合もあります。当院では、視力検査、散瞳剤を用いた精密眼底検査、OCT検査等を行って診断いたします。
症状によっては発見の早さで視力の回復に差が出ることもよくあります。健康診断で指摘を受けたら必ず眼科を受診しましょう。



5.加齢黄斑変性症

「加齢黄斑変性症」は、加齢によって物を見るために重要な役割がある黄斑部に障害が起こる眼疾患です。
加齢黄斑変性は、格子状の図形を見たときに網の目の線が曲がって見える変視症など様々な視覚症状が起こります。
そのままの状態で放置していると、進行して失明する恐れがある厄介な病気です。日本では、50歳以上の約100人に1人に発症、中途失明の原因第4位と、多くの方に発症がみられる病気です。
当院では、視力検査、散瞳剤を用いた精密眼底検査、OCT検査等を行って診断いたします。深刻な病気ではありますが、早期に発見できた場合、ある程度進行をくい止め被害を最小限にする事が出来ます。健康診断で指摘を受けたら必ず眼科を受診しましょう。



6.黄斑前膜(網膜前膜)

「黄斑前膜」は、網膜の中心にある黄斑部の前に「膜」ができる病気です。
加齢によってゼリー状の硝子体が萎縮して網膜からはがれることがあります。この萎縮は、誰にでも起こりうる現象です。硝子体と網膜はもともと癒着が強いので、剥がれるときに硝子体組織が網膜に少し残ってしまい、網膜の手前側に膜のようなものができる状態が黄斑前膜です。膜が網膜を引っ張り網膜が膨れ上がると、加齢黄斑変性のように格子状の直線が曲がって見える変視症や視力の低下などの症状が現れます。
当院では、OCT検査、散瞳剤を用いた精密眼底検査、視力検査等を行って診断いたします。症状が進行してくると手術が必要になります。突然失明することはないので視力が良好な場合手術を急ぐ必要はありませんが、定期的に検査を受けることが重要です。健康診断で指摘を受けたら必ず眼科を受診しましょう。



7.中間透光体混濁

角膜や水晶体、硝子体は、中間透光体と呼ばれ、外から入ってきた光を網膜に届けるため通常は透明な状態となっています。
中間透光体混濁とは、何らかの原因で中間透光体が濁っている状態です。最も多いのは、加齢にともなって水晶体が白濁する白内障です。
また、硝子体出血、角膜の炎症・傷など様々な原因が考えられるので健康診断で指摘をうけたら眼科を受診して精密検査を受けましょう。



8.視力低下

健康診断や人間ドックで受けられる視力検査は、ほとんどが機械を覗いて検査をするので実際の視力よりも低く検出されるといわれています。
普段、眼鏡やコンタクトレンズを装用している場合は、適切に矯正されているか調べることも重要です。
また、視力に影響を及ぼす眼の病気が隠れている場合もありますので、健康診断で指摘を受けたら眼科での正確な視力検査をうけることをお勧めいたします。

学校検診について

学校検診で、視力低下や眼疾患の疑いを指摘されたお子さんは、早めに当院までご相談ください。眼科では、視力低下や目の疾患・異常について調べます。
視力が低いと指摘されたまま、受診せずに放置してしまうと、学力低下や日常生活に支障を及ぼす恐れがあります。このため、なるべく早めに眼科を受診することをお勧めしております。