• 相模大野ミロード眼科
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  • 一般眼科・コンタクトレンズ

目の病気や症状についてCare

ドライアイ

症状

涙液の減少あるいは質的な変化、涙液中の油成分の分泌異常により、涙が蒸発しやすい状態となり、眼の表面に障害を生じる疾患です。下記のような症状を感じたら、受診をおすすめします。

【主な症状】

眼が疲れやすい/メヤニが出る/ゴロゴロする/重たい感じがある/眼が痛い/何となく眼に不快感がある/涙が出る/眼が赤い など

治療法

点眼薬を用いる方法が一般的です。(人工涙液、保湿成分を含む点眼薬)
また、眼液で効果が得られない場合、涙をためる治療として「涙点プラグ」の治療も行っております。

【涙点プラグ治療】

眼から鼻に通じる通り道(鼻涙管)の眼側の入り口(涙点)をシリコン製のプラグ(栓のようなもの)で塞ぎます。閉じた直後から劇的な効果が期待できます。

眼精疲労

症状

眼精疲労は休んでも治らない状態です。眼以外のカラダの健康にも影響をおよぼしますので、下記のような症状を感じたら、受診をおすすめします。

【主な原因】

  • ・矯正状態が不十分、あるいは、矯正度数が合っていない
  • ・パソコン・スマホや読書などの近方作業、テレビやゲームなどでの眼の酷使
  • ・ドライアイ

【主な症状】

眼が疲れやすい/メヤニが出る/ゴロゴロする/重たい感じがある/眼が痛い/何となく眼に不快感がある/涙が出る/眼が赤い/肩こり/頭痛/吐き気/イライラ/うつ病 など

治療法

その方に本当に合った、眼と脳に負担のないレンズをご案内しています。
まずは眼科を受診ください。調節力をサポートするコンタクトレンズメガネレンズもあります。

白内障

症状

水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。
水晶体とは、目の中でカメラのレンズのようなはたらきをする組織で、外からの光を集めてピントを合わせるはたらきを持っています。
通常は透明な組織ですが、白内障では白く濁ってしまうため、集めた光がうまく眼底に届かなくなります。
白内障は様々な原因でおこりますが、最も多いのは加齢によるものであり、これを加齢性白内障といいます。

【主な症状】

  • ・かすんで見える
  • ・まぶしくなる 明るいところで見えにくい
  • ・一時的に近くが見やすくなる 眼鏡が合わなくなる
治療法

日常生活に支障がない程度であれば、点眼薬で白内障の進行を遅らせます。
これらの薬剤は、水晶体が濁るスピードを遅らせるもので、症状を改善したり視力を回復させることはできません。
日常生活に不自由を感じるようであれば、手術をすすめます。
当院では、白内障手術をご希望の患者様におかれましては、主に慶應義塾大学病院をご紹介しております。

緑内障

症状

何らかの原因で視神経が障害され視野が狭くなる病気です。白内障と並んで中高年の代表的な目の病気です。
中高年の20人に1人が緑内障を持っていることが予測されています。
緑内障の原因は、眼圧の上昇がその病因の一つとされています。

【主な症状】

  • ・一般的には緑内障では、自覚症状がほとんどなく知らないうちに病気が進行していることが多くあります。
  • ・視神経の障害はゆっくりと起こり、視野も少しずつ狭くなっていくため、目の異常を感じることはありません。
  • ・急性の緑内障では、急激に眼圧が上昇し、目の痛みや頭痛・激しい吐き気等激しい症状を引き起こします。
治療法

最も重要なことは、早期発見・早期治療です。
一度障害された視神経を元に戻す方法はなく、病気の進行を食い止めることが目標となります。
病気の進行を食い止める為、眼圧を低くコントロールすることが有効とされています。
治療法としては、薬物療法・レーザー治療・手術が一般的です。

角膜感染症

症状

細菌やウイルスが目に感染し、角膜に炎症を起こす病気です。
角膜感染症は、重症例では失明する可能性があり、治癒しても視力が低下してしまう場合もあります。
眼病の中でも緊急性の高い病気であり、早めに眼科を受診することが大切です。

【主な症状】

  • ・くろ目の周辺部分が青紫色になりその周りが赤くなります。
  • ・くろ目から離れるほど赤色が薄れていきます。
  • ・涙がポロポロ出ることがあります。
  • ・痛みをともなうこともあります。
  • ・まぶたが腫れることがあります。
  • ・くろ目が白く濁って見えにくくなることがあります。
主な種類

【細菌による角膜感染症】

  • ・細菌による角膜の炎症です。
  • ・細菌は、スマホ、お金など私達が手に触れるほとんどのものに常在しています。
  • ・免疫力があるので、通常は直ちに感染を起こすことはありません。
  • ・目の外傷、コンタクトレンズの過装用、ストレスや過労や、ステロイド剤の使用等による免疫力の低下などで、体の防御力が低下していると角膜感染症が引き起こされます。
  • ・進行すると失明の可能性もありますので抗生物質での強力な治療が必要です。

【真菌(カビ)による角膜感染症】

  • ・真菌とは、大気中や生活用水の中などに存在するカビ等のことです。
  • ・ 通常は直ちに感染を起こすことはありません。
  • ・目の外傷、コンタクトレンズの過装用、ストレスや過労等による免疫力の低下などで、体の防御力が低下していると角膜感染症が引き起こされます。
  • ・農作業時に樹木の枝や草葉で目を傷つけてしまい角膜感染症を発症する方も多くいらっしゃいます。
  • ・抗真菌点眼剤の種類は少なく、治療に長期を要する場合が多いです。

【角膜ヘルペス】

  • ・ヒトヘルペスウイルスによる角膜の炎症です。
  • ・ヒトヘルペスウイルスは、幼少期に感染し、その後、神経組織に潜んでいます。
  • ・神経組織に潜んでいるヒトヘルペスウイルスがストレスや疲れや発熱などで免疫力が低下した際に活性化します。
  • ・紫外線や目の外傷もヒトヘルペスウイルスを活性化させます。

【アカントアメーバ角膜炎】

  • ・アカントアメーバとは、水中にすむ微生物です。
  • ・ アカントアメーバは、水道水や池にも生息しています。
  • ・ソフトコンタクトレンズを水道水で洗う、ソフトコンタクトレンズをつけたままシャワーを浴びるなどの不正使用で、水道水内のアカントアメーバがソフトコンタクトレンズの中で繁殖し角膜に感染します。
  • ・夜も眠れないほどの激しい痛みも特徴です。

糖尿病網膜症

症状

糖尿病が原因で目の中の網膜という組織が障害を受け、視力が低下する病気です。
糖尿病網膜症は、糖尿病腎症・糖尿病神経症と並んで糖尿病の三大合併症と言われます。

眼の一番奥、眼底には網膜という神経の膜があり、多く毛細血管があります。
糖尿病の患者さんの血液は、糖が多く固まりやすい状態になっているため、網膜の毛細血管を詰まらせたり、血管の壁に負担をかけて、眼底出血をしたりします。

そのため、血液の流れが悪くなり網膜に酸素や栄養素が不足し、これが糖尿病網膜症の原因です。進行した場合には、硝子体出血や網膜剥離が起こり、失明に至る場合もあります。

【主な症状】

病気の進行とともに変化します。


  • ・単純網膜症…まだ自覚症状はみられません。しかし目の中の血管の状態をみると、小さな出血など少しずつ異常が現れています。
  • ・増殖前網膜症…ほとんど自覚症状はありません。網膜の血管が詰まるなどの障害が起きて、新生血管などが出てきます。
  • ・増殖網膜症…視力低下や飛蚊症などの症状が出てきます。硝子体出血や網膜剥離を起こし失明に至る場合もあります。緑内障などの他の病気を併発する場合もあります。

このように、かなり進行するまで、自覚症状がないため、定期的な眼科検査が非常に大切です。

治療法

糖尿病網膜症は完全に治すことができない病気です。治療は、症状の悪化を防ぐために行われます。


  • ・単純網膜症…内科で、血糖をコントロールし、眼科で定期的な検査をすることが重要です。
  • ・増殖前網膜症…無血管領域がある場合、新生血管の発生を防ぐために、レーザー光凝固術が行われます。
  • ・増殖網膜症…併発した網膜剥離の外科治療が行われます。必要な場合、近隣病院等へのご紹介を致します。

感染症結膜炎

症状

細菌やウイルスが目に感染し、結膜に炎症を起こす病気です。原因の判定は、とても難しいので、早めの眼科受診をお勧めします。

【主な症状】

  • ・しろ目の周辺部分が赤くなります。
  • ・くろ目に近づくほど赤色が薄れていきます。
  • ・まぶたの裏側も赤くなります。
  • ・目やにや涙が出ます。
主な種類

大きく分けて、細菌による感染と、ウイルスによる感染があります。

【細菌性結膜炎】

  • ・黄緑色でドロっとした膿状の目やにが出ます。
  • ・ 原因菌は、インフルエンザ菌や肺炎球菌、黄色ブドウ球菌などです。
  • ・感染力が弱く、他人に感染する危険は大きくありません。
  • ・病気などで免疫力の落ちた人や子供には感染の危険があります。
  • ・抗生物質の点眼薬の点眼で、数日で治ります。

【ウイルス性結膜炎】

  • ・ 白くネバネバと糸を引いたような目やにが出ます。
  • ・主にアデノウイルスの感染です。
  • ・感染してから1~2週間してから症状が現れます。
  • ・感染力が非常に強いので、注意が必要です。
  • ・ウイルスに対する特効薬がないので、完治には2、3週間かかります。
  • ・症状が重いと角膜にダメージをうけ視力に影響することがあります。
  • ・感染力が非常に強いため、学校保健法で第三種に指定されており、感染の恐れが無いと医師が判断するまで出席停止になります。職場でも注意が必要です。

アレルギー性結膜炎

症状

アレルギーとは、本来自分自身を異物から守るために起こる抗原体反応が過剰に働いてしまい、身体に異常が起こることです。結膜炎は、一般的に花粉やハウスダストが原因となり起こります。最近は、コンタクトレンズの汚れが原因の場合も増えております。

【主な症状】

  • ・しろ目の周辺部分が赤くなります。
  • ・くろ目に近づくほど赤色が薄れていきます。
  • ・かゆみがあります。
  • ・まぶたの裏側も赤くなります。
  • ・涙のようにサラサラした水状の目やにが出ます。

【主なアレルゲン】

  • ・植物・花粉…スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどの花粉
  • ・ハウスダスト…ホコリ、チリ、ダニ、カビなど
  • ・ペットなどの動物の毛…ネコ、犬などの毛
  • ・コンタクトレンズの汚れ
治療法
  • ・原因となるアレルゲンの特定。
  • ・アレルゲンから遠ざかる。(自宅の掃除、マスクの着用、コンタクトケアの徹底等)
  • ・点眼薬等の薬物療法で症状を緩和させる。
  • ・まぶたの裏側も赤くなります。
  • ・人工涙液を点眼して、アレルゲンを洗い流す。

【点眼薬治療】

(1)抗アレルギー点眼薬(アレジオン/パタノール)

  • ・点眼薬治療で一番選択されている点眼薬。
  • ・副作用は少ない。
  • ・花粉などの季節性の場合、花粉飛散期の2週間前からの点眼が有効

(2)ステロイド点眼薬(フルメトロン)

  • ・抗アレルギー点眼薬で効果の少ない方。
  • ・ 眼圧上昇などの副作用がある。

目の症状:目が赤い

1.病気によるもの

(1)結膜充血タイプ~しろ目(結膜)の充血により眼が赤くなるタイプ

 特徴
  • ・しろ目の周辺部分が赤くなります。
  • ・くろ目に近づくほど赤色が薄れていきます。
  • ・まぶたの裏側も赤くなります。
  • ・目やにや涙が出ることがあります。
 注意点
  • ・ウイルスが原因のものでは、非常に他人に感染しやすいです。
  • ・原因を判定するためにも早めに眼科を受診しましょう。
主な病気

【アレルギー性結膜炎】

  • ・アレルギーによる結膜の炎症です。
  • ・しろ目の充血、かゆみがあり、まぶたの裏側も赤くなることが特徴です。

【感染性結膜炎】

  • ・細菌やウイルスによる結膜の炎症です。
  • ・しろ目の充血、目やにが多く出ます。かゆみは少ないです。
  • ・ウイルス性の結膜炎は、非常に感染力が強いので、他人にうつさない注意が必要です。

(2)毛細充血タイプ~くろ目(角膜)の周囲が一番充血するタイプ

 特徴
  • ・くろ目の周辺部分が青紫色になりその廻りが赤くなります。
  • ・くろ目から離れるほど赤色が薄れていきます。
  • ・まぶたの充血はありません。
  • ・涙は出ますが、目やには出ません。
  • ・痛みをともなうこともあります。
注意点
  • ・緊急性の高い疾患が多いので早急の眼科受診が必要です。
主な病気

【角膜感染症】

  • ・細菌やウイルスによる角膜の炎症です。
  • ・くろ目の周辺部分が青紫色になりその廻りが赤くなります。
  • ・ 強い痛みや視力低下を伴う場合もあります。
  • ・緊急性の高い疾患が多いので早急の眼科受診が必要です。

【急性緑内障発作】

  • ・緑内障の内、房水の出口が急にふさがれて眼圧が上がってしまうタイプの緑内障です。
  • ・治療が遅くなると、一晩で失明に至るケースもあります。
  • ・早期に治療を開始すると劇的に症状は改善します。
  • ・くろ目の周辺部分が青紫色になりその廻りが赤くなります。
  • ・激しい頭痛、眼痛、吐き気などがあります。
  • ・瞳にライトを当てても瞳孔が小さくなりません。
  • ・白内障の手術をしていない高齢の方に多く見られます。

(3)結膜下出血タイプ~白目が真っ赤になるが、その他の症状があまりないタイプ。

 主な病気

【結膜下出血】

 特徴
  • ・しろ目がべったりと赤くなります。
  • ・多少目がゴロゴロしますが、痛みはありません。
  • ・ 涙も目やにも出ません。
 原因
  • ・ 結膜下の小さい血管が破れて出血したものです。
  • ・ くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネの絞め過ぎなどでも出血します。
  • ・ 眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。
  • ・  出血は、1~2週間ほどで自然に吸収されることが多いです。
  • ・ 自然に吸収されますので、ほとんどの場合心配はいりません。

2.外部からの刺激によるもの

  • ①目にゴミなどが入った
  • ②コンタクトレンズの調子がよくない
  • ③屋外で長時間紫外線を浴びた
  • ④目を強くこすった
  • ⑤プールで泳いだ(消毒用塩素の刺激)

3.眼の疲れ

  • ①長時間パソコンなどのディスプレイを見続けている
  • ②寝不足が続いている

健康診断で眼科受診をすすめられたら

健康診断や人間ドックの眼科項目で再検査が必要と指摘された場合は、なるべく早めに眼科を受診してください。
眼疾患の治療は、早期発見・早期治療が非常に大切となります。